三味線の撥(ばち)

撥は音を出す道具であると同時に、音色そのものを決める要素でもあります。素材・重さ・厚みによって、同じ三味線でも まったく違う響きになります。

素材で選ぶ

  • プラスチック撥(プラバチ)— 手ごろで丈夫。稽古用や初めての一本に最適です。割れにくく、扱いに気を遣わずに済みます
  • 木製撥— 適度な重みとしなり。プラスチックより落ち着いた音になります
  • べっ甲撥— 最上級とされる素材。深く艶のある音色ですが、高価で扱いにも注意が必要です

ジャンルによる違い

津軽三味線では速度のある細かい動きに耐えうる小さめの撥、民謡や長唄では先の大きい撥が使われるのが一般的です。使われる曲や流派によって好まれる形が異なりますので、迷われた場合はお気軽にご相談ください。

はじめての一本なら

まずはプラスチック撥をおすすめしています。撥は消耗品でもあり、手の大きさや弾き方の好みは弾き込むうちに変わっていくものです。感覚がつかめてから次の一本を選ばれるほうが、納得のいく買い物になります。

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